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九十九里でクラフトマーケット「くらしずく」 全国の作家集結、房総の物産も

昨年の会場では、作家と交流をしながら作品を見る人の姿も多く見られた(写真提供=くらしずく実行委員会)

昨年の会場では、作家と交流をしながら作品を見る人の姿も多く見られた(写真提供=くらしずく実行委員会)

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 全国からさまざまなジャンルの作家が出店するクラフトマーケット「くらしずく2024」が10月19日・20日、菅原工芸硝子(九十九里町藤下)で開催される。

房総の物産品が並ぶエリアも例年にぎわう(写真提供=くらしずく実行委員会)

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 同イベントは、会場である菅原工芸硝子と外房地域に在住する有志から成る実行委員会が、「九十九里から全国の魅力的な作り手を発信できたら」との思いから企画。2017(平成29年)年10月に第1回を開催し、今年で7回目。毎年多くの人でにぎわい、昨年は2日間で約3000人が来場した。 

 今年は、ガラス、陶磁、染織布、皮革、金属、服飾など全国から61の作り手が集う。外房エリアからは、初出店を含む5店が出店するほか、7つのワークショップも予定。長南在住の水野谷八重さんの「金継ぎ」と「蒔絵(まきえ)の菓子皿作り」体験のほか、菅原工芸硝子ではガラスの器やかけらを使ったワークショップを開く。

 実行委員長のアベジュンさんは「直接作り手から作品を購入できる場として毎年楽しみに訪れる人も多い。会話を通して手仕事の良さを分かち合い、作品に触れている姿も多く見られる。作品を購入することで作家を支えることができる。買い物が応援になることを感じてもらえたら」と話す。

 当日は「しずくアワード2024」を実施。商品そのものだけではなく、ブースのしつらえ、装いなど全体を通して「一番のお気に入り」を来場者が投票。投票数が一番多かった作家をグランプリとし、来年のイベントに招待する。「また来年、この場所で会いたい作家を皆さんで選んでもらえたら」とも。

 会場では、野菜や蜂蜜など千葉県産の物産品を販売するほか、地元素材を生かした料理を提供する飲食店も並ぶ。駐車場は臨時駐車場を含め200台を用意。JR東金駅から路線バスを利用して訪れることもできる。

 「九十九里に、個性豊かな作家が全国から集まる機会は珍しい。大量生産にはない一点一点手作りした作品と作家の思いを感じながら、房総の魅力に触れる機会になれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~16時(20日は15時30分まで)。入場料は300円。一部ワークショップは事前予約制。

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