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いすみのゆるキャラ「いすみん」、お礼の年賀状届けに児童らの元を訪問

「いすみん」が当選者の家へ訪問し、お礼の年賀状を直接届けた

「いすみん」が当選者の家へ訪問し、お礼の年賀状を直接届けた

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 いすみ市のキャラクター「いすみん」が1月18日、お礼の年賀状を届けに当選者の家を訪問した。  

「いすみん」が登場し喜ぶ姉妹

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 「いすみん」は、いすみ市の魅力と知名度向上、イメージアップを図ることを目的としたいすみ市のマスコットキャラクター。全国からデザインを公募し、2013(平成25)年に誕生した。同市特産品であるナシの形をした帽子をかぶり、多くの作品の残る江戸時代の彫り物師「波の伊八の波」「千葉県外房の海」をイメージした髪型、全国トップクラスの水揚げ量を誇る伊勢エビと、冬の風物詩であるツバキの花のアクセサリーを着けている。手には千葉県の三大米「いすみ米」の稲穂を持つ。

 同企画は毎年、「いすみん」宛の年賀状を広く募集。年賀状を送った人全員にお礼の年賀状を返信しているが、抽選で3人に「いすみん」が直接届けている。今年は全国各地から96通届いた。ゆるキャラを応援している人や遠くからいすみを応援してくれている人のほか、市内の保育園や小学校にも呼びかけたため、地元の子どもたちからもたくさんの年賀状が届いたという。

 当選者の一人は、市内の小学校に通う女子児童。自宅に「いすみん」が登場すると恥ずかしそうな表情をしながらもお礼の年賀状を受け取り、家族と一緒に記念写真を撮影した。母親は「この子の兄が3年送り続けたものの当選しなかった。今回、初めて年賀状を出したが当選したので、驚きつつも、とてもうれしいのでは」と話していた。

 別の当選者は、自宅に向かってくる「いすみん」の姿を見ると飛び跳ねて喜びを表した。「いすみんに年賀状を届けてもらいたいと毎年送っていた。ようやく今年、思いがかなった」という。うれしそうに並んで写真を撮り、姿が見えなくなるまで手を振って見送っていた。

 いすみ市水産商工観光課観光・誘客推進班の荘司美波さんは「年賀状の文化も年々縮小してきているが、『いすみん』が家に来ることで喜んでくれる子どもたちがいる。今後も続けていけたら」と話す。

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