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御宿で能登チャリティーコンサート ジャズボーカリストに地元音楽家が協力

世界的ジャズピアニストのケイコボルジェソンさん

世界的ジャズピアニストのケイコボルジェソンさん

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 ジャズボーカリストのケイコ ・ボルジェソンさんによる「能登チャリティーコンサート」が2月8日、御宿町公民館(御宿町久保)で開催される。

ベトナムコンサートでの様子。「Piano革命」と称した国内外へのピアノ寄贈プロジェクトにより子どもたちが自由にピアノを弾くことができる環境整備に取り組んでいる。(写真提供=ケイコボルジェソン)

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 ケイコさんは東京生まれ。桐朋学園大学でピアノ科を卒業後アメリカにわたり音楽学校でジャズを専攻した後デビュー。欧米を中心に活動し、現在、日本とスウェーデンを行き来しながら世界約20カ国で演奏活動を行っている。

 ケイコさんが御宿と縁ができたのは10年ほど前、同町にあったカフェギャラリーでコンサートを開催したことだった。コンサートの際に同町や勝浦市の音楽関係者と交流を持ったことがきっかけで御宿を気に入り、休暇時には海を見たくて来訪したり友人宅でホームコンサートを開いたりするようになった。

 昨年起きた能登半島地震による災害の情報に触れ、「能登に対して自分でも何かできることはないか」と考えながらピアノを弾いていた時に楽曲が思い浮かんできて一気に原曲を作った。能登へは行ったことがなかったので能登半島をイメージし、その静けさと激しさを想像しながら「能登」という曲を完成させた。昨年11月に御宿を訪れた際、同曲を聴いた音楽仲間から、「御宿でコンサート開いて曲を披露してみては」と誘われたのがきっかけとなり企画が動き始めた。

 当日はオリジナル曲「能登」のほか、「月の砂漠」「we are the world」など幅広いジャンルから11曲を披露する。御宿の音楽家・斎藤ヨシコさんと勝浦のアコーディオン奏者・渡辺ヒロコさんも加わって演奏するパートも予定する。集まった募金はケイコさんが直接能登へ足を運び関係者へ手渡す予定だという。

 ケイコさんは「音楽には人を助ける役目がある。ピアノを聴いて、ぜひ楽しんでもらいたい。今後は能登にピアノを寄付して、そこでコンサートを開いてみたい」と来場を呼びかける。

 13時30分開場、14時開演。入場無料。

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