星にまつわるさまざまな体験ができる「いすみ冬の星まつり」が2月8日、夷隅文化会館(いすみ市深谷)で開催される。
海から月が昇る時に見ることができるムーンロード(写真提供=草原学さん)
主催は「いすみ星空学校」。2019年に設立され、星空観望会やJAXA宇宙教育センターの支援を受け宇宙をテーマにした体験活動「コズミックカレッジinいすみ」、星空や宇宙の楽しみ方を教える星空案内人の育成講座などを開催している。
今回は、定期的に開いている星空観望会と昼から楽しめるイベントを同日に初めて企画。エアドームによるプラネタリウム体験や手作り望遠鏡などのワークショップのほか、いすみ星空学校会員が撮影した天体写真を展示する。同団体の草原学さんは「星空学校の会員のつながりから地域外から出店する人もいる。家で眠っている望遠鏡の使い方相談会も開く。星にまつわる、さまざまな体験ができるのでは」と話す。
日没後には星空観望会を開催。「定期的に開催している観望会は、天気が良いと60人ほど、多い日で120人ぐらいが参加する。市内の人もいるが市外からの参加者も多く、毎回楽しみに来る小学生もいる。今回で35回目。当日晴れていれば、冬空に煌(きら)めくオリオン大星雲などの季節の星々や月のクレーターを天体望遠鏡で見ることができる」とも。
会場では、星に関するさまざまな知識を持つ「星空案内人」がスタッフを務める。「皆それぞれ知識を持ち来場者をもてなす。気軽に質問し交流してもらえたら。いすみは、東京からアクセスが良く、美しい星空を見ることができる場所。夜空を見上げるだけで日常から非日常を感じることができる。いすみを訪れるきっかけになれば」と参加を呼びかける。
開催時間は、昼の部=12時~17時、夜の部=18時~19時30分。入場無料。雨天の場合、夜の部は室内代替プログラムを予定。中学生以下の参加は保護者同伴。