
いすみ市札森地区と万木地区の桜並木のライトアップが3月30日に始まった。
札森地区の桜並木は、いすみ鉄道上総中川駅から徒歩10分ほどの場所にある全長約1キロの街道。地元住民が沿道に桜の木を植え長年手入れを続けたことで立派な桜が咲くようになった。「札森さくら街道」として2014(平成26)年、同市も協力しライトアップを開始。水を張った田んぼが水鏡のようになり桜並木が映ることが評判を呼び、毎年地域内外から多くの人が訪れる。
昨年から、札森地区から車で10分ほどの場所にある万木地区でもライトアップを実施。「お城橋」付近の約300メートル、約70本の桜をライトアップするほか、「万木城跡公園」入り口付近でもライトアップを行う。
ライトアップ初日には、近隣住人が歩いて訪れる姿や、親子で写真撮影を楽しむ人の姿が見られたほか、札森エリアでは三脚をセットし水鏡に映った桜並木を写真に収める人もいた。訪れた近くに住む男性は「2、3日前に通りがかった時は、まだほとんど桜が咲いていなかったが、今日来てみたら、たくさん開花していて驚いた。今年もとてもきれい」と話していた。
ライトアップは日没~20時30分。天候によって中止の場合あり。4月7日まで。