「大多喜城と桜を楽しむ会」が3月23日・24日・27日の3日間、千葉県立中央博物館大多喜城分館(大多喜町大多喜)で開催された。
来場者へお茶の作法を披露する大多喜高校茶道部の生徒たち(写真提供=Yellow)
「大多喜城という歴史ある施設を舞台に多世代交流できたら」との思いから地域の有志が企画。町内各地区で介護予防教室や体操教室を開く「はつらつ支援ボランティア」の呼びかけで集まった高齢者らを中心に各日およそ30人が参加した。
当日は特別企画として茶会も開き、地元の茶道クラブや大多喜高校茶道部の生徒が抹茶と菓子を提供。参加者は作法を教わりながら一服を味わい、会話を楽しんだ。茶道部の生徒は「お茶を振る舞う機会があるのはうれしい。城から自分たちの通う高校を眺めると、また違って見える。特別な時間を楽しめた」と話していた。
会場は、高台にあるため坂道を上る必要がある。高齢者にとっては訪れにくい場所だが送迎車を用意し、誰もが無理なく参加できるよう配慮。参加者の中には、普段あまり出歩かない人もいたが、久しぶりの外出や交流を楽しむ様子が見られた。参加した女性は「脚が悪く普段は来られないが、友人と一緒に桜を楽しめて本当にうれしい」と話していた。
主催者の一人は「年内には大多喜城の周辺工事が始まり、しばらく敷地内に入ることができなくなる。その前に地域の皆さんと桜を楽しむ時間をつくりたかった。仲間と一緒に見ることで、城も、桜も、より楽しんでもらえたのでは」と振り返る。