国吉駅などで4月30日、鉄道ファンやいすみ鉄道沿線地域住民でつくるいすみ鉄道応援団が主催する「春のいすみ鉄道祭り」が初めて開催される。
同応援団は「みんなで幸せになる祭り」を主催するほか、春の観光名物、沿線の菜の花も育ててきた。2月にはジャズ列車を2回運行し、いずれも満員だったという。今回も、応援団のメンバーらがボランティアで運営している。
当日は、キハ35系気動車の車掌体験としてドアの開閉やアナウンスなどを体験できるほか、引き込み線で軌道自転車体験もできる。タコ飯弁当や太巻きの里山弁当、地元中華料理店の中華弁当なども並ぶ。ライブステージでは昭和の懐かしさをテーマに「鉄のヒットスタジオ」を開催。同国吉駅近くの商工会2階では同沿線の里山風景などを写した写真展も開く。
併せて、縁結びの神として知られる上総出雲大社まで、レトロな雰囲気のボンネットバスを国吉駅から無料運行。「ぜひ縁結びで有名な出雲大社にも足を運んでいただきたい」と同応援団団長の掛須保之さんは話す。
応援団メンバーは夷隅周辺の人々に加え、東京・埼玉など県外からも集まり、当日に向けて準備を進めている。いすみ鉄道30周年を来年に控えることもあり、プレイベントとしての意味も込めたという。
掛須さんは「昭和の街並みが残る国吉駅、苅谷商店街にぜひお越しを。私たちが笑顔でお待ちしている」と呼び掛ける。
開催時間は10時~15時。