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御宿の体験農園、新年度スタート 東京からの参加者も

おんじゅく元気ファームで行われた初の作付け。こどもから大人まで参加した。

おんじゅく元気ファームで行われた初の作付け。こどもから大人まで参加した。

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 里山風景が広がる御宿布施小学校近くの体験農園「おんじゅく元気ファーム」(御宿町上布施)で今期初の作付けが行われた。

体験農園で収穫された野菜

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 2014年に始まった御宿の体験農園は御宿の官民が共同で設置し、現在は地元のNPO法人「おんじゅくDE元気」(浜)の自主事業として運営されている。例年は3月下旬に始まるが悪天候による影響で新年度のスタートが遅くなった。初日の作付けはジャガイモ、サトイモ、ショウガなどで、参加者は地元農家のアドバイスを受けながら畑を耕した。この日の日中の気温は20度を上回り、参加者は額に汗を光らせた。

 同NPOは御宿の地域資源を活用し、自然体験型のさまざまなプログラムを行っている。その中で、畑で自ら野菜を作ることが健康に良く、新しく御宿に来た人々と地元の人々とが接点を持つことがでる場所をつくれればと体験型の貸農園を思いついたという。資金問題からなかなか実現に至らなかったが、市民農園整備促進法が改正されたほか、補助金の活用で体験農園を始めることができた。

 同農園は休耕田を活用し、地元の人々と東京など首都圏からの参加者が一緒になって約1年間、畑を耕す。新規会員となった男性は東京から御宿の近くまで電車に乗り、そこから自転車で農園まで来たという。

 同NPOの北村昭彦さんは「少人数ではあるが、子どもから大人まで笑顔を見ることができ、気持ちのいい青空の中、楽しく始めることができた。ジャガイモ、サトイモ、ショウガなどを今日植えたが、これから1年かけて30種類ほど作っていく。仲間も増えていけば」と話す。

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