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いすみ市図書館で、絵本作家どいかやさん講演会 田舎暮らしの魅力話す

千葉での暮らしと創作活動について話をするどいかやさん

千葉での暮らしと創作活動について話をするどいかやさん

 絵本「チリとチリリ」シリーズ、「チップとチョコ」シリーズなどで知られる絵本作家、どいかやさんの講演会「どいかや講演会~千葉いなか暮らし、時々絵本」が8月1日、いすみ市図書館(いすみ市大原)で開催された。

どいかやさんがサイン入り絵本をいすみ市図書館に寄贈した

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 どいさんは1969(昭和44)年、東京都生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業後、絵本「チリとチリリ」シリーズ(アリス館)、「チップとチョコ」シリーズ(文溪堂)など多数の絵本を出版している。2017(平成29)年「アイヌの昔ばなしひまなこなべ」(文・萱野茂 あすなろ出版)で、産経児童出版文化賞を受賞。今年、絵本作家デビュー30年を迎えた。

 7月1日に開館したばかりの同館。「開館記念として地域の人が本に興味を持つ機会ができないか」との思いから、同市近郊のアトリエで創作活動をしているどいさんの講演会を企画した。

 講演会では、猫との暮らしを通し、自然や生き物を近くで観察することから生まれた絵本「ハーニャの庭で」(偕成社)、「うさぎのルーピースー」(ほるぷ出版)について話したほか、読み聞かせも実施。どいさんは「千葉県に引っ越してからは、身近に生き物や自然が増え、暮らしの中からアイデアを見つけることが多くなった」と話した。

 10年間、服を買わない暮らしをまとめたエッセー本「服を10年買わないって決めてみました」(白泉社)の創作秘話では、「明治生まれの祖母は、基本的に物は買うのではなく、作っていた。今あるもので工夫しながら、10年間、楽しく取り組んだが祖母の影響もあったのでは」と話した。自身のアトリエの様子や愛用している画材なども紹介した。

 会場では、同市内の「井上書店」が、どいさんの絵本を出張販売し、購入者特典としてサイン会を行った。用意した本はほぼ完売し、サイン会会場には長蛇の列ができた。どいさんは一人一人に声をかけ、イラストを添えてサインに応じた。参加者からは「子どもの頃から読んでいた」「親子で楽しく読んでいる」などの声が聞かれ、当初30分を予定したサイン会は1時間半続いた。

 企画したいすみ市生涯学習課の玉田あやさんは「今回、およそ140人が参加したが、想像以上の反響だった。近隣の人だけではなく、千葉や旭、多古など遠方から来場した人もいた。どいさんの気さくな人柄に、参加した人が喜んでいたのが印象的だった。今後もこのような講演会の開催をきっかけに、地域で文化的なものに触れる機会を増やしていけたら」と話す。

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