日本国内で有数のイセエビ漁獲量のある大原漁港荷さばき所(いすみ市大原)で8月23日、「2026いすみイセエビまつり」が開催された。
いすみ市近郊の漁場ではイセエビ漁が盛ん。大原漁港を管轄する夷隅東部漁業協同組合では、約40隻の漁船がイセエビ漁に出漁している。毎年8月1日に漁が解禁されるが、今年は台風の影響で遅れ、7日に解禁された。イセエビ漁は13時に一斉に網掛けに出港し、夜明け前から網揚げを行う。翌日4時ごろに港に戻り、網にかかったイセエビなどを丁寧に外す「網手取り」を行い、水揚げされたイセエビは10時から競りにかけられる。
天候不順が続いているが、多い日には1日2トンの水揚げがあり、競り値は落ち着いているという。同漁協の荘司義弘専務理事は「この地域のイセエビは身がよく詰まり、腹が薄くて刺し身に最適。今まさに最盛期を迎えている」と話す。
毎週日曜に「港の朝市」が開かれる同会場では、この時期、「イセエビ祭り」が開かれる。今年は8月9日にスタート。「エビンゴ大会」などの企画のほか、水槽のイセエビを柄の長いトングで自由に選んで取ることができる「イセエビのつかみ取り」を設け、多くの人でにぎわっている。
当日は、大原漁港で水揚げされた新鮮な魚介や加工品を販売。食べ歩きを楽しむ人の姿も見られた。朝市に出店する伝九郎の加藤宗一郎さんは「オリジナルのなめろうギョーザや蒸しイセエビ、イセエビのみそ汁などを販売している。その時仕入れた魚を使って手作りにこだわり、地元産を一番おいしい形で提供している」と話す。
朝市事務局の関野啓子さんは「旬の味覚を目当てに来場者が増えてきた。秋の連休に向けて多くの方に足を運んでもらえたら」と呼びかける。
今後の開催日は、10月25日までの毎週日曜日。開催時間は8時~12時30分。