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勝浦に角打ち「オオノヤ101」 地酒の魅力発信、屋号引き継ぎ101年目へ

20~30代のスタッフが日本酒の魅力を発信する

20~30代のスタッフが日本酒の魅力を発信する

 勝浦市で100年続いた「大野屋酒店」を受け継いだ酒店と角打ちの店「オオノヤ101」(勝浦市浜勝浦)がオープンして、8月25日で1カ月がたつ。

店舗外観は「大野屋酒店」のたたずまいをそのまま残した

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 勝浦商店街に店を構える同店。スパイス代表の紺野雄平さんは「大野屋酒店は、地元で長く続いていた酒店。勝浦に移り住んでから10年以上、酒を買いに立ち寄っては店主といろいろな話をし、近くの肉屋で揚げ物を買って、まち歩きをしていた。ある日、店に行くと『100周年をもって閉店します』と貼り紙が貼り出され閉店していてとても驚いた。思い出がたくさんある店がなくなるのは寂しく、以前から仲間たちと角打ちができないかと考えていたこともあり、店舗を引き継ぎ新しい場を作ることにした」と話す。

 紺野さんは「SPAiCE COFFEE(スパイス・コーヒー)」として、「勝浦朝市」でコーヒーを販売し、仲間たちと一緒にコーヒー店「「SPAiCE COFFEE HOUSE(スパイス・コーヒーハウス)」とコーヒー焙煎(ばいせん)所兼セレクトショップ「EDOYA(エドヤ)」を経営している。今回、新たな業態として酒店兼角打ちをオープンした。

 店のコンセプトは「日本の文化を探求する昔ながらのシーンをつくる交差点」。紺野さんは「勝浦市では、朝仕事を終えた漁師が日中から飲み歩く文化があったという。そんな文化も伝えられたらと思い、朝9時から営業することにした」と話す。

 店内には同市内の吉野酒造、東灘酒造のほか、千葉県内の酒蔵の地酒を多数並べる。「ルーツのあるお酒を並べたい」との思いからスタッフの出身地である岩手、福島、鹿児島の地酒も取り扱う。「コーヒーはどうしても海外からの輸入に頼ってしまうため地域を身近に感じることが難しい。日本酒はその地域ごとに特徴があり、酒を通して訪れるきっかけにもなれる」とも。

 地酒は、グラス(520円~)、1合(820円~)のほか、3種飲み比べ(800円)も用意。世界を旅しキッチンカーをオープンした「HIPPIE」や、同市内のイタリアン「TOKUBEI」が監修する手軽に味わえる一品もそろえた。「勝浦市は食が豊か。朝市があり新鮮な農産物や干物などの加工品もある。それらを地酒と共に味わってもらえたら」と紺野さん。

 「酒屋なので酒の購入だけもできる。地元の手土産として利用してもらえたら。店名は元々の屋号を残し、101年目を新たに踏み出すという思いを込めた。20~30代の仲間と一緒に店を盛り上げ、日本酒を通し日本の魅力を再発見する場になれたら」と意気込む。

 営業時間は9時~18時。水曜定休。

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