城西国際大学(東金市)経営情報学部国武陽子教授のゼミ学生と域学共創プロジェクトの学生が9月2日、オーガニック専門店「いすみや」(いすみ市大原)併設のコミュニティースペース「嬉嬉kiki」で限定カフェ「古民家カフェききびより」を始めた。
いすみ産の野菜やいすみ米を使用した「いすみ二彩カレー」。一皿で2種類の味が楽しめる
同ゼミでは、実際に現地で地域の人との交流を通した学びとして、トウキョウサンショウウオの保全プロジェクト、ゲンジボタル生息環境プロジェクト、イチゴ園のフードロスや人手不足解消プロジェクトなどに取り組んでいる。
同カフェは、いすみ市の学校給食で使われている野菜や米、伝統的な手法で作られた調味料・食品、JAS有機認証商品を扱う「いすみや」店主の手塚幸夫さんと国武教授との出会いをきっかけに昨年、初めて開催。同ゼミ生で4年の成川聖矢さんは「昨年、『カフェをやってみたい』という思いを形にする機会を頂いたが、全てが初めての体験だったので戸惑うことも多かった。今年は、3、4年生18人のうち約半分が経験者。経験を生かして準備を進めることができた」と話す。
メニューは、いすみ市産の果樹や野菜、いすみ米を使った「いすみ二彩カレー」、「野草おにぎり」「さんむいちごのパウンドケーキ」のほか、かき氷を用意。
成川さんは「毎年、山武市のイチゴ農家の援農に行っている。規格外のイチゴは学内で販売していたが、今年は冷凍しカフェのメニューに活用した。おにぎりには、シソやミョウガなどを入れた。食べられる身近な野草を知るきっかけになれば」と話す。
「昨年は手が回らずできなかったが、SNSでの情報発信にも力を入れた。地域を知るきっかけとして、自分たちが実際に訪れ、お薦めしたい地域情報を発信した」とも。
同ゼミ3年の平田百々花さんは「人と地域と交流することに興味がありこのゼミに入った。昨年、限定カフェをしていたことは知っていたが、参加は始めて。装飾用の材料集めのために里山に入ったり、掲示物を作ったり、準備することが多く大変だったが無事にオープンができて良かった。お客さまが『おいしい』と言って食べてくれることがうれしい」と話す。
成川さんは「1年ぶりの開催だが、今年も足を運んでくれた人もいる。交流の場として多くの人に楽しんでもらえたら」と来店を呼びかける。
営業時間は10時〜16時。今月5日まで。