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コチョウランで障がい者雇用を促進 NPOと上場企業が合并会社設立

コチョウランで障がい者雇用を促進 NPOと上場企業が合并会社設立

栽培しているコチョウラン

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 コチョウランの栽培を通じて障がいを持った人たちの所得を増やす活動に取り組むNPO法人「AlonAlon(アロンアロン)」(いすみ市岬町)と「アートグリーン」(愛知県名古屋市)が協働で11月15日、障がい者法定雇用率達成を目的とし慶弔の花を自社栽培へ切り替える企業をサポートする新会社「A&A」を設立した。NPOと上場企業による合并企業の設立は初。

 同社は、役職就任やオフィスの移転・竣工など、祝い花の定番であるコチョウランを生花店での購入から障がい者社員による自社栽培に切り替える提案を行う。同NPOは9月、障がい者の手でコチョウランを栽培する温室を千葉県富津市に開設した。5人1組のチームをつくり、コチョウランを育てる。同社は、この温室に併設する形で契約する各社の栽培拠点を設け、人材の紹介から栽培スペースの賃貸、苗の販売、栽培指導、コチョウランの配送までをトータルサポートする。同NPOでコチョウランの栽培技術を身につけた障がい者は契約先企業に社員として雇用されることで、経済的自立が期待できる。障がい者雇用を目的として生花を栽培する企業をサポートするのは業界初の試み。

 同NPOではコチョウランの苗のオーナーを募集している(1万円~)。コチョウランの苗の仕入価格は約1,000円、1万円で10株の苗が購入できる。オーナーが購入した苗は「AlonAlon オーキッドガーデン」で働く障がい者のメンバーが半年間丹精込めて開花させ、1株を使って作ったアレンジメントフラワーをオーナーの指定日・指定場所に届け、残りの9株分を通常通り企業に販売し、障がい者の収入にする。

 同NPO理事長の那部智史さんは「コチョウランの栽培の様子はSNSなどを通じて発信する。ただコチョウランを買うのではなく、苗から育てるコチョウランの様子を知っていただければ。私たちはそうしたストーリーを皆さまと共有したい」と話す。「私には最重度知的障がいを持つ息子がいる。この世の中、もうかることは『健常者』と呼ばれる人たちが支配しており、障がいを持った人たちは『何もできない』『かわいそう』といった線引きをされている。何もできないと言われている彼らだが、立派なコチョウランを育てることができる。せっかくなので彼らのコチョウランを使っていただければ」と呼び掛ける。

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