外房・いすみ市が8月25日、アキバ・スクエア(東京都千代田区)で開催される「第4回 全国ふるさと甲子園」に出場する。
当日は全国各地から集まった55団体が、自慢のロケ地とご当地グルメなどを通してふるさとをアピール。一般来場者と審査員の投票で「行きたいまちNo.1」を決める。千葉県からはいすみ市、勝浦市、柏市、茂原市が出場する。
いすみ市は昨年、サメを使った同市大原地区の漁師グルメ「じあとん丼」と、ドラマ「孤独のグルメ Season5」をアピールし、4位に選ばれた。
同市は今回、カンヌ国際映画祭最高賞パルムドームを受賞した是枝裕和監督作品「万引き家族」と、昨年の同イベントで「世界に誇る逸品グルメ大賞(ごはん・パン・麺類部門)」で1位を獲得した「じあとん丼」でグランプリ「行きたいまちNO.1」を狙う。「じあとん丼」にお好みでトッピングできる「チリパウダー」も用意する。
「万引き家族」の海水浴シーンは同市で撮影された。監督が2カ所の海水浴場を見て回ったところ、雰囲気がマッチすることなどを理由に同市の大原海水浴場が選ばれた。撮影が行われた昨年8月7日は、天気はよかったが台風が接近しており、波が非常に高い日だったという。同市の特産品である梨とサメなどの魚に野菜や調味料を加えて混ぜて練り、油で揚げた「じあじあ」を差し入れし、関係者に非常に喜ばれたという。
同イベントに参加する「チーム☆いすみ」の太田俊一さんは「『行きたいまちNO.1』を目指して参加する。まずイベントに遊びに来ていただき、楽しみながらいすみ市の応援をしていただければ」と話す。