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勝浦・キュステで映画「きらきら眼鏡」上映 犬童監督の舞台あいさつも

犬童監督と勝浦ロケーションサービスのメンバー

犬童監督と勝浦ロケーションサービスのメンバー

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 映画「きらきら眼鏡」の上映が10月8日、勝浦市芸術文化交流センター「キュステ」(勝浦市沢倉)で行われた。

 同作品は、一冊の古本がきっかけで出会った、それぞれの恋人の死に向き合う男女のストーリー。原作は、船橋市出身の森沢明夫さんの「きらきら眼鏡」。主人公に起用されたのは新人の金井浩人さん。2001年に放送されたNHK連続テレビ小説「ほんまもん」で主演を務めた池脇千鶴さんがダブル主演を務める。監督は、映画「つむぐもの」などの作品を手掛けた若手の犬童一利さん。

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 映画のメインロケ地が船橋市で、セカンドロケ地が勝浦市となっている。勝浦では、ロケの誘致や支援活動などをしている「勝浦ロケーションサービス」が中心となってロケをサポートした。

 犬童監督は「1泊2日で南房総エリアを回ってロケハンをした。鋸南町、館山市、南房総市、鴨川市、勝浦市に行き、全ての役所やフィルムコミッションを回った。決め手となったのは勝浦の港や道。においや空気感がマッチした。主人公が恋人を亡くしている設定なので、ヤシの木は生えていないほうがいい。房総は道にヤシの木が生えているところが多いが、勝浦はあまりない。ほかにも、民宿や建物などのロケーション、風情がとても魅力的」と話す。「今回やっと勝浦で上映できてうれしい。勝浦は、きらきら眼鏡と同じスタッフで昨年の春に短編映画を撮ったり、プライベートで家族と旅行に来たりしている。これからも仲良くしてもらいたい町」とも。

 当日は犬童監督も会場に駆け付け、舞台あいさつをしたり、来場した観客とコミュニケーションを取ったりして会場を盛り上げた。実際に監督と話した観客は、監督の若さに驚く様子が見られた。泣きながら監督と話している女性もいた。

 犬童監督は「勝浦は1言ったら10教えてくれるなどロケへのバックアップ体制が整っている。ロケ中、キンメ汁も提供してくださった。勝浦ロケーションサービスさんや地域の人たちにとても支えられた。地域の人たちとここまで一緒になって作品を作ることは難しいが、今回はいいモデルケースになったと思う」と笑顔で振り返った。