「キュステハロウィンパーティ」が10月28日、勝浦市芸術文化センター「キュステ」(勝浦市沢倉)で開催された。
イベントに出店した「SPAiCE COFFEE(スパイスコーヒー)」
勝浦市民からの公募で集まった委員を中心に、「映画を通じて勝浦市を明るく楽しい街にしたい」と企画したもので、今回で2回目の開催。企画・運営は「キュステシネマ実行委員会」が行っている。
当日は、ハーバリウムやキッズアクセサリー作製など各種ワークショップ、地域の名店がハロウィーン限定メニューを提供する飲食店ブースなどが並び、参加者は約600人が集まった。「ハロウィン仮装コンテスト」やストップモーションアニメの傑作映画「パラノーマン」の無料上映会も行われた。
「ハロウィン仮装コンテスト」では48組173人が参加し、ディズニーキャラクターやアニメのキャラクター、カボチャの衣装などが多くみられた。参加者は特設撮影ブースでコンテスト用の写真撮影をし、実行委員のメンバーが審査をした。ハロウィーン一色に染まった同施設内では、仮装をした子どもたちが楽しそうにはしゃぐ姿も見られ、同じく仮装をした親たちは子どもたちのかわいい仮装姿に見入っていた。
「パラノーマン」の上映後にコンテストの結果発表をし、、ベストキャラクター賞、ベストフレンズ賞、ベストファミリー賞、ベストパーティー賞が用意され、それぞれの表彰が行われた。受賞者たちには賞状とお菓子セットなどが贈られた。表彰の後、参加者・関係者全員で記念撮影が行われた。
実行委員長の戸坂健一さんは「パネルやチラシを実行委員会が手作りしたり、展示品も閉校した小学校の理科室の備品などを活用したりして、なるべく低予算で、かつ会場のイメージをしっかり統一することに気を使った。また飲食店ブースを増やし、地域の名店にご参加をいただき、食品の提供にあたってはハロウィーン限定メニューの提供をお願いして統一感を出した」と話す。「老若男女問わず、ご家族でご参加いただけるイベントを目指していたが、想像以上に幅広い年代、さまざまな地域からのご参加をいただき、ありがたいと同時に驚いている。なにより、委員やキュステ職員自身が楽しんで運営に取り組めたのがよかった」と振り返る。
来年については「地元商店街や大学などと連携して、より多くのみなさんに参加していただけるイベントにしていきたい。仮装コンテストも規模を拡大して、より広い地域や年代からのご参加をいただけるよう工夫していく」と意気込む。「老若男女誰もが一緒に楽しめる場を作りたい、映画を通じて明るく楽しい街を作っていきたいというのが委員一同の目標。来年は来場者1000人以上を目指す」とも。