バウムクーヘン工房&Cafe「KAMOGAWA BAUM(カモガワバウム)」が12月9日、「潮騒市場」(鴨川市広場)内にオープンした。
観光土産品の企画卸を手掛ける「正和物産」(鴨川市西町)が開いた。店内には杉の木を基調としたカウンターテーブルを置き、テーブルには電源タップを備える。バウムを使ったメニューを提供し、バウムクーヘンにも使っている「近藤牧場」の牛乳も提供する。バウムクーヘンに合うベリー系の爽やかな酸味が楽しめるコーヒーも用意。
店を構える鴨川をイメージした商品パッケージは、土産や贈り物の利用も想定したデザインにした。フリーストール型牛舎(牛をつながずに、自由に歩き回れるスペースを持ったストレスフリーな牛舎)で育てられた牛から搾乳されたデザートのような「近藤牧場」(南房総市川上)の牛乳、君津市の新鮮な卵を使ったバウムクーヘンを販売する。フェアリーパウダーと呼ばれる生米粉は、デリケートで傷みやすいため、毎日使う分だけ精米することで、やわらかな口当たりの良いバウムになるという。
「カモバ」と呼ばれるバウムのフィリングは、定番のチーズクリーム、カスタード、チョコレートなどを用意。「カモバキッシュ」は、甘さを抑えたバウム生地を使い、千葉県産の野菜をはじめ、季節の具材を使ったキッシュ風バウム。
年内には、湿式製粉の機械を導入し、でんぷん損傷度が少なくきめ細やかな千葉県産生米粉で作られるより柔らかなバウムも発売する予定。