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世界初、幻のサメ全身骨格標本を公開へ 鴨川シーワールドで

メガマウスザメの全身骨格標本と勝俣浩館長

メガマウスザメの全身骨格標本と勝俣浩館長

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 鴨川シーワールド(鴨川市東町)が幻のサメ「メガマウスザメ」の全身骨格標本を世界で初めて完成させ、12月7日から常設展示を始めた。

メガマウスザメの全身骨格標本

 幻のサメと呼ばれる「メガマウスザメ」は最大で7.1メートルほどで、名前の通り大きな口が特徴。捕獲記録は世界で135例、日本で23例ある。世界でも非常に希少なため、生態はいまだ不明な点が多い。

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 標本にしたのは、館山沖で昨年5月に定置網にかかった22例目のメス。体長は約5.4メートル、体重は約1.2トンだった。

 標本は、北海道大学の仲谷一宏名誉教授が監修し、文化財の保存修理などを行っている吉田生物研究所(京都市山科区)が製作した。メガマウスザメの骨は水分を含んだ軟骨でできているため、扱いが難しい。今回、同研究所の含浸標本(プラスティネーション)という技術を用い、標本化を行った。

 勝俣浩館長は「今回のメガマウスの標本は餌を食べる姿を再現しているので、生体をイメージすることができる。教育としての価値が高い」と話す。

 仲谷名誉教授は「メガマウスの全身骨格標本は世界初。餌をどのようにして捕っているのかを強調したものとなっている。興味を持って見ていただければ」と話す。

 開館時間は9時~16時(時期によって変更あり)。入館料は大人(高校生を含む)=2,800円、小人(4歳~中学生)=1,400円、65歳以上=2,200円。

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