御宿町内で2月16日~3月3日、「第13回まちかどつるし雛(びな)めぐり」が開催される。
「月の沙漠記念館」(御宿町六軒町)と「手づくりの蔵」(久保)を拠点に、御宿町内の宿泊施設や飲食店、商工店など32カ所の会場に「つるしびな」を飾り、訪れる人をもてなす同企画。展示するつるしびなは、同町商工会議所や岩和田地区の女性部のメンバーがひとつひとつ手作りした。
つるしびなにはひとつひとつ願いが込められている。桃の花は邪悪・悪霊を退治し、延命寿命を意味している。ハトは神の使いとも言われていて、みんなの成長を願っている。「さるっ子」は「難が去る」「厄が去る」「病が去る」の願いが込められている。赤い目のウサギは病気を退治する力があったと信じられていたため、病気にかかってもすぐに治るようにとの願いが込められている。
つるし雛の担当者は「御宿町内にとどまらず、日本中、世界中の子どもたちの健やかな成長を願って作っている。今年で13回目を迎え、干支が一回りした。元号も変わる今年は節目の年でもある。私たち商工会女性部も新たな一歩を踏み出す気持ちで、今年のテーマを『新生』として準備している」と意気込む。「老若男女を問わず、県外からも毎年たくさんの方にお越しいただいている。まだ御宿に来たことがない人が『行ってみよう』と思うきっかけになれば嬉しい。つるし雛の作品はもちろん、御宿の『美しい海』や『おいしい海の幸や山の幸』も一緒に楽しんでお帰りいただけたら最高」とも。
ユーチューブの「御宿町観光協会」のチャンネルでは、同イベント参加店の紹介動画が公開されている。
同時期に開催される勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」とも連携し、イベントが重なる期間中は、両会場を結ぶ無料シャトルバスが運行される。
開催時間は9時~16時30分(展示会場によって異なる)。「かつうらビッグひな祭り」は2月22日~3月3日開催。