「かつうらビッグひな祭り」最終日となった3月3日、遠見岬神社(勝浦市浜勝浦)で「桃花祭」がを一般公開された。
一般観光客を呼び込んだひな祭りは4年ぶりとなったが、同神社ではコロナ禍でも毎年欠かさず神事を行ってきた。
4月に桃花祭を行う地域もあるが、同神社では鬼払いの効果を持つ「桃」にちなんで桃の節句に合わせて行うのが慣例。
例年は観光客が少なくなってきた15時ごろから行ってきた神事だが、今年は朝9時に始め、一般観光客にも公開。
神事の中では、緋(ひ)ばかまを身に着けた巫女(みこ)が「乙女舞(おとめまい)」ともいわれる「豊栄舞(とよさかのまい)」を奉納、鬼払いするとともに祭りが無事開催された感謝、今年一年の幸福を祈願した。
舞を披露したのは、遠見岬神社宮司・小林悠紀さんの長女・美咲さん(11)。地域貢献活動の一環として学校からの許可を得て参加した。
小林さんは「4年前のひな祭りではひな人形の設営・撤収を手伝っていた長女が、4年の間に神社の地域貢献活動の一環として巫女舞を披露できるようになった。感慨深い」と話す。