大多喜で「住んで良しよし、訪れて良しよしの大多喜町!」をテーマにした動画コンテストが行われ3月17日、表彰式がオンラインで行われた。
2022年に始まった同コンテストは今回が2回目。今回は県内外から15団体20作品が集まった。
最優秀賞は、ミュージシャンで映像作家でもある、クリエーター名iwapt(イワプト)さんの「美しい季節が巡る大多喜~Attractive Otaki with beautiful seasons~」が受賞。
優秀賞にはHiro&Kaji「母が大切にしていた一枚の写真。」、特別賞にチームクリスタル「大多喜の一日」が、それぞれ選ばれた。
Iwaptさんは第1回でも最優秀賞を受賞。作品では、いすみ鉄道や大多喜城、本多忠勝、粟又の滝、大多喜ハーブガーデンなど観光ガイドブックでも紹介されている町を代表する観光地やジビエなどの食をオリジナル音源とともに紹介した。
当初、2回目の応募は辞退しようと考えいてたiwaptさん。町の人々との触れ合いを通じて、より深い大多喜の魅力を発見した事から、「町の人々に恩返ししたい、地域に貢献したい」という思いから再応募を決意した。
オリジナル楽曲の演奏をフィリピンのミュージシャンが担当。町民有志が立ち上げた廃校活用施設のそば店「もみの木庵」、民宿「ひらさわ」の旬なタケノコ料理など、取材力を生かした映像で他の応募者との差別化を見せた。
第1回コンテストで知り合った町民からの紹介で房総半島訪問が増えたiwaptさん。取材の行き帰りに大多喜町で撮りだめしてきた映像を今回の作品でも採用。審査員からは、iwaptさんの美しい映像、美しい音楽、取材力が評価された。
町担当者は「私から見ても、町民に入り込む取材力は断トツ。また、朝もやのかかる麻綿原高原の日の出やライトアップされた粟又の滝など、その時間、その場所に居なければ撮れない映像を紹介したことにも驚いた。レベルの高い作品が集まるなかでiwaptさんの作品が再び最優秀賞に決まった」と話す。
現在、第3回・第4回の映像コンテストの作品を募集している。詳細は同町公式ホームページで確認できる。