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勝浦のクラフトビール醸造所「スリラービーチブルワリー」が本格稼働

笠倉大二郎社長(写真左)

笠倉大二郎社長(写真左)

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 勝浦のクラフトビール醸造所「THRILLER BEACH BREWERY(スリラービーチブルワリー)」(勝浦市勝浦、TEL 0470-64-4560)が3月初旬、本格稼働を開始始めた。

醸造タンクと笠倉社長

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 アミューズメント施設跡を活用し、約25坪の空間を店舗スペースとして利用する。客席は32席。内装はシンプルな白ベースで統一し、木の温もりを感じさせるテーブルやベンチでアクセントをつける。

 都内と勝浦の二拠点生活を送る笠倉大二郎さんが経営する。工業系メーカー勤務の傍ら、休日は房総半島でサーフィンを楽しんでいた。「いつか自分でも、ものづくりを絡めたビジネスをしたい」と独立の機会をうかがっていた。

 山梨県内で半導体工場跡をワイナリーにした施設を見学。ワインやクラフトビールも「ものづくり」だと気が付き、独立の意志を固めた。

 東京・浅草橋のブルワリーで醸造の基礎を学び、醸造パートナーを募集。安田政史さんが立ち上げに合流し醸造体制が固まった。

 勝浦の海や自然を愛するサーファーとして「排水を海に垂れ流すのは趣旨に合わない」と、浄化槽を設置できる物件を探し続け、現在の物件にたどり着いた。

 昨年7月に内装工事がほぼ終わり、営業準備は整ったもののコロナ禍の物流混乱に巻き込まれて醸造機材が全てそろわず、醸造を始めることがかなわなかった。

 醸造免許取得までの期間、修業先や大多喜町からクラフトビールを仕入れ提供することでク、ラフトビールの認知を高めるための場を提供。醸造免許取得までしのいだ。

 昨年11月、念願の醸造免許が下りた。今年1月、オリジナルビールの仕込みを開始。当初予定していた3種類のラインアップラインナップが3月上旬にそろった。

 先行して1月から提供してきた、漁師町・勝浦をイメージし、気軽に飲める苦味の少ない「大漁エール」、サーフィンで愛着の深い「部原海岸」の夕焼けをイメージした、香り高く甘みと苦みのバランスが良いビール「SUNSET SURFMAN」に加え、フル―ティフルーティーで甘みのある「極東マリブより愛を込めて」の提供も始めた。

 フードメニューは、バッファローウイング(800円)、チリチーズフライ(750円)、チリビーンズ(550円)や千葉県産ソーセージ盛り合わせ(600円)、フライコンボ(650円)など、ビールに合うものを提供。

 オレンジジュース(400円)、コーラ、ペリエ(いずれも350円)などソフトドリンクも用意する。

 営業時間は11時30分~14時30分、16時~19時。日曜・月曜定休。Wi-Fi完備。専用駐車場は4台まで。

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