御宿の地域おこし協力隊員・行木千賀さんの任期が3月末で満了となり、4月8日から、町の運営する「地域交流サロンかぐや」で4月8日から店番を始めた。
行木さんは千葉、県内の山武市出身の行木さんは2020年4月、協力隊員に着任した。
大学1年から「就活貯金」として就職活動に必要な交通費などの資金をためるなど準備を進めてきた行木さん。3年生になった時、国際協力やNGOなどのインターンに参加してみたが「本当にやりたいこと」は見つからず、友人とヒッチハイクの旅に出ることに。
ヒッチハイクで出会った人々との触れ合いを通じ、自分と向き合う時間を得た行木さん。「やりたいことを見つけるために遊んだり、旅してみたりすれば良いのでは」とアドバイスを受け、コロナ禍でもできる県内ドライブを実践。
外房の澄んだ海の青さに引かれ、九十九里の砂浜とは違う入り江や切り立った崖という変化に富んだ海岸線の美しさに感動。協力隊募集が出ていた御宿で働くことを決めた。
高齢化率が高く、人口規模も約7000人とコンパクトな御宿でSNSを活用した情報発信を担当。町の人や行事・イベントなどをブログや広報誌で発信するようになった。
今後は、「地域交流サロンかぐや」で毎週土曜に店番をしながら移住・定住相談、スマホ相談、情報発信拠点の整備などの活動を広げていく。
「人の困り事を解決するのが仕事。町の人たちから何かしら細かい仕事を頂けるので、一つ一つを大切にしていきたい。自分らしさを大切に交流サロンの盛り上げに関わっていけたら」と行木さん。
開館時間10時~15時。水曜・日曜定休。