新緑の季節を迎えた房総半島の大多喜を流れる西畑川流域の黒原不動滝に現在、30匹のこいのぼりが元気に泳いでいる。
いすみ鉄道・総元駅から徒歩4分ほどの場所にある不動滝。約50メートルの川幅いっぱいに掲揚されたこいのぼりは川風を受けてダイナミックな動きを見せ、訪れる人たちの目を楽しませている。
仕掛けたのは総元駅周辺や滝の環境美化に尽力する「不動滝五月会」。「観光客の目を楽しませられたら」と2006(平成18)年、こいのぼり掲揚を始めた。
「不動滝」は桜と菜の花のピーク時期にいすみ鉄道撮影のスポットとして人気の高い「曽根町踏切」からほど近い場所に案内板がある。
時間帯によっては1時間に1本程度のダイヤとなるいすみ鉄道。近隣の散策を楽しむ旅行客も多い。同会では旅行客の思い出作りに一役買おうと、こいのぼりの掲揚をはじめたという。
今年は強風でこいのぼりが飛ばされ行方不明になるトラブルもあったという。同会では使わなくなったこいのぼりの寄付を募っている。問い合わせは吉野さん(TEL 0470-84-0017)まで。
掲揚は5月14日まで。