いすみ市内の福祉作業所で働く人たちの作品を展示するザ・ギャラリー「木曜日のアーティスト達」が現在、大丸木工所(いすみ市岬町押日)で開催されている。
大丸木工所の大谷展弘さん(写真左)とピアカフェ担当だった内野美佐さん
同企画は、「ピア宮敷」「いすみ工房」など市内の福祉作業所で作られた食品などの商品や仕事の合間に創作した作品などを展示するもの。
2021年5月に始まり、毎年、大丸木工所の売り出しに合わせ6月と12月に実施しており、今回で5回目。
コロナ禍前、作業所の利用者が創作した作品は「絵葉書」「ポチ袋」に印刷され、ピアカフェで商品として販売。売り上げから利用者へと報酬が支払われていた。
それをためた利用者たちが「自販機でジュースを飲むのを楽しみにしている」という話を聞き、毎回新しい作品が展示されるのを楽しみにしていた大丸木工所・大谷展弘社長が、コロナ禍のピアカフェ休業を知り、呼びかけたのがきっかけ。
当時カフェの責任者だった内野美佐さんは企画を快諾。法人の作業担当・江澤祥子(さちこ)さんと企画を詰め実現にこぎ着けた。
展示販売している作品はポスターや絵葉書、ポチ袋、せっけん(以上250円~)、陶芸作品(1,000円~)などの雑貨や実用品のほか、焼き菓子やジャム、ごま油などの食品類も販売する。
営業時間は9時~17時(大丸木工所の営業時間による)。7月6日まで。