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御宿に移住した清水菜奈未さんのログハウス、宿泊利用客が100人突破へ

通常営業が始まり軌道に乗ってきた「HOCCOREE」

通常営業が始まり軌道に乗ってきた「HOCCOREE」

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 御宿に移住し、住みながら物件補修を続けてきた清水菜奈未さんが運営するログハウス「HOCCOREE(ホッコリー)」(御宿町山田)の利用客が8月末までに利用者100人を超える見込みだ。同施設は4月29日、宿泊受け付けを始めた。

HOCCOREE

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 清水さんは大学卒業後、大手金融機関に就職。月曜~金曜はハードな仕事をこなし、週末はアウトドアでストレス発散するという日々を続けるうち、「このまま、満員電車に揺られ、コンクリートに囲まれた生活をしていると『自分がなくなっていく』」と感じ、転職活動を始めた。

 「RECAMP」運営会社の「自然体験を通じて自分の原点に戻ってもらう」という理念に出合い転職を決意。翌日、会社に退社を申し出て、設立間もない同社に入社した。

 同社では「RECAMP勝浦」立ち上げに携わった。現場経験を積み管理の仕事が増えくると「毎週400~500人が利用する大型のキャンプ施設と勝浦の町をつなぎたい」と勝浦の朝市とのコラボ企画「出張朝市」に携わった。

 しかし、「一件ずつ丁寧な滞在プランを提供する仕事をしたい」と独立を決意。具体的な事業プランも決まらないうちに同社を退社。

 「仕事や家事、育児など日常を走り抜けている方々に自然の中でホッとしていただける空間を提供したい」と1日1組限定の宿のコンセプトを固めた。

 宿泊前には「どんな時間の過ごし方をしたいのか」を事前ヒアリング。「ここに遊びに来ている間は煩わしいことを考えないで済むようにしたい」との気持ちから、同所周辺で非日常を感じさせるカフェや絶景スポットなどをピックアップ。一組ごとに行程表を用意する。

 宿泊料金は、平日=4万円~、土曜・日曜=5万円~、ピーク時期=6万2,000~。オプションでバーベキューのレンタルセット貸し出しなども用意。

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