勝浦のモルックチーム「勝浦DEモルック」が1月28日、みのわ運動公園(君津市)で開催された「第1回きみモルカップ」に初出場した。
当日は気温6度の寒空の下、関東をはじめ北海道や九州など全国から総勢96チームが集結。白い息を吐きながら試合前の最終練習を行う様子が見られた。
同チームのメンバーは緊張した面持ちだったが、副部長の戸村康文さんが「とにかく外さずにスキットルを倒すことに集中しよう」と声をかけ士気を高めた。
最初に行われた予選リーグでは、96チームが3~4チームずつに分かれ、1つのコートで順番に試合を行う。倒したスキットルの合計点数が50点になったチームから順位が確定し、勝ち残った24チームが準決勝に進んだ。
第1予選リーグは、東京池袋、君津、東京府中チームと対戦。4位だった。
第2予選リーグは、埼玉から出場した2チームと対戦。同チームのスキットルの合計点数が残り11点で1位になるという時、遠距離の投球を得意とするチーム最年少の北崎匠さんが、投球をする位置から距離があったにもかかわらず「11」の番号がついたスキットルを倒し、見事1位に。会場を湧かせた。
第3予選リーグは、東京、埼玉のチームと対戦し2位となったが、予選敗退となった。
全国から集まったレベルの高いチームとの試合に苦戦する様子が見られるも、勝浦から応援に駆けつけた仲間の声援がコートに響いた。
試合を終え部長の田井智之さんは「今回は予選敗退という結果になったが、この経験を生かして、8月に北海道で行われる世界大会へ向けてこれから猛練習していきたい」と意気込みを見せた。