いすみ市内の木戸泉酒造(いすみ市大原)からほろ酔い通りまでの間を会場に4月16日、「第5回外房いすみ酒蔵開き」が開催され、併せて当日限定の特急「外房いすみ酒蔵開き」も運転された。
毎年、県内外を問わず多くの来場者がある同イベント。会場内には飲食ブースが設けられ、オープンセレモニー会場では正午に1000人で乾杯を行った。いすみ市内のチーズ工房と古酒のコラボ、いすみのフードマーケットなどもあり、にぎわいを見せた。木戸泉酒造は無農薬栽培米を100%使った酒蔵開き限定酒も販売した。
「このイベントは流出による人口減少を何とか食い止めたい、地域を盛り上げたいという思いで開催している。特別に臨時列車が運行されることもあり、毎年3000人以上が来場してくださる」と実行委員会のメンバー。
同酒造5代目蔵元兼杜氏の荘司勇人さんは「酒蔵開きイベントは5回目だが、これまで毎年悪天候の中での開催だった。今回は天気が一番心配だったが、今日はよく晴れているし、たくさんの参加者の笑顔を見ることができたのでやったかいがあった」と笑顔を見せた。「まだまだ発展途上のイベントなので、一人でも多くの方にイベントを知っていただき、いすみ市に足を運んでいただければ」とも。