千葉県大多喜町は6月1日、原動機付き自転車に、「大多喜城」と「粟又の滝」をデザインしたご当地ナンバープレートの交付を始めた。
同ナンバープレートは各自治体がオリジナルデザインで交付しているもので、2007年に愛媛県松山市が雲型のナンバープレートを最初に導入した。千葉県内では2006年、成田市が全国で初めてローマ字入り原動機付き自転車のご当地ナンバープレートを導入したのが最初。同町の近隣地域では2012年に御宿町、2014年に勝浦市が導入。鴨川市は2015年に市制施行10周年を記念して同ナンバープレートを1000枚限定で交付した。
町民にさらに同町への愛着を深めてもらい、観光客には町内の観光名所などをPRしようと、導入を決めた。デザインは、同町の観光名所である「大多喜城」と「粟又の滝」が描かれたもの。インパクトが強く、同町ならではの名所を採用したいという希望で、役場内で決定した。
交付開始初日の1日は約10人が手続きに訪れた。同ナンバープレートを最初に受け取った人は早朝5時から役場前に並び、約3時間半待った後、8時30分に交付手続きを行ったという。
同町税務住民課・課税係の担当職員は「今回の導入をきっかけに町のPRにつながれば。町民に大多喜への愛着を深めてもらい、町外の多くの人に町のことを知ってもらいたい。今後も積極的に町をPRしていければ」と話す。
既存ナンバーからの交換も受け付けている。手数料は無料。