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外房のローカルメディアが集まり企画展「ちょいより編集室」 魅力発信

初日のトークイベントには、市内外から30人近くが参加した。

初日のトークイベントには、市内外から30人近くが参加した。

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 外房エリアのフリーペーパーや冊子を集めた企画展「ちょいより編集室」が6月14日、EDOYA(勝浦市勝浦)で始まった。

多くの人が参加したトークイベントの様子

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 同展は「勝浦朝市」の魅力を発信するフリーペーパー「あさナム」編集部の遠藤陽子さんの発案をきっかけに企画。外房エリアに拠点を置くローカルメディアの紹介や発行物の展示・配布のほか、「開かれた編集室」として編集部員と交流もできる。期間中、コワーキングスペースとしても利用可能。

 初日には「あさナム編集部」の紺野雄平さんと外房経済新聞編集長の三星千絵さんによるローカルメディアをテーマにしたトークイベントを開催。市内外から30人近くが参加した。紺野さんと三星さんは2011(平成23)年に勝浦市・いすみ市へそれぞれ移住し、地域に根ざした活動を続けてきた。ローカルメディアの持つ力や地域課題との関わり方などで対話を繰り広げ、イベントは1時間半に及んだ。

 紺野さんは「地域で伝統を守り続けてきた方へのリスペクトが大切。日々の活動の中で見えてきた課題など、適度に変えていく部分や、新しい事をどうなじませていけるかを日々考えている」、三星さんは「ローカルメディアとして、今まで気付かなかった自分の身近にある豊かなことに気づくきっかけとなる情報を発信し続けられたら」と、それぞれ話した。

 参加した同市在住の女性は「移住してきた人たちが、このようなイベントで地域の魅力を発信してくれてすごくうれしい。移住者だからこその目の付け所や、自分では感じていなかった地域の特性などに気付けるきっかけになった」と話していた。

 会場内には、「あてら」「いすむすび」「月刊開宅」など、外房地域の魅力を伝えるフリーペーパーの最新号やバックナンバーを並べ、自由に閲覧できるようにするほか、持ち帰ることもできる。「あさナム」の原画も展示する。

 遠藤さんは「『開かれた編集室』という場を作ることは2年前から構想していた。あさナム編集部に話した際に『やってみよう』と話が進み、多くの人の協力もあって実現できた。他の地域のフリーペーパーを見ることで、その地域での取り組みや活動が見えてくる。取材秘話など、記事に載せられなかった裏話など、期間中、ぜひ聞きに立ち寄ってもらえたら」と来場を呼びかける。

開催時間は9時~16時。水曜定休。入場無料。6月30日まで。

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