いすみ市に移住を希望する人の個別相談を受ける「移住相談ウイーク」が8月20日、いすみ市で始まる。
主催はいすみ市定住促進協議会。同協議会は、商工会、地元住民や移住者、大学教授などが参加する団体で、15年前に発足。移住を検討している人へ情報発信をしたり、体験イベントなどを開いてきたりした。いすみ市企画政策課の海老根良啓課長は「当市の移住の取り組みは長く、多くの人が移り住んでいる。起業し店を始める人や新しい事業を始める人も多い」と話す。
以前より「サテライト相談」として、移住の相談をしたい人と相談員をつなぎ移住相談ができる機会を設けてきた。相談員には移住者だけではなく、地元の人もいる。同市企業誘致・移住交流室の鈴木千晴さんは「相談員には農家や宿の経営者、地域活動を主宰する人など、さまざまな取り組みをしている人がいる。いろいろな視点から話を聞くことができる」と話す。
今回は「期間を設けることで地域を訪れるきっかけをつくり、より気軽に利用してもらえたら」と考え企画したという。
同市では「おためし居住」も実施。本格的な移住の前に、地域のことを知り、移住後の生活をより具体的にイメージしてもらえるよう1週間滞在できる住居を提供している。滞在住居のオーナーが暮らしについて相談に乗るケースも多く、「おためし居住」を経て実際に移住した人もいる。
同市企業誘致・移住交流室石井めぐみさんは「市職員にはなかなか聞けないことも、相談できる機会。現地相談会なので実際どのような街かを知りつつ、相談に来てもらえたら」と参加を呼びかける。
相談無料。要事前予約。今月30日まで。