小学生が作ったゲームが楽しめる「ナカガワ納涼祭」が8月18日、キャンプ場「NANSO CAMP」(いすみ市引田)で開催された。
星空スクールが主催する同イベント。2021年に「地元の祭りを自分たちで作ろう」というコンセプトで始まり、毎年、開催している。運営する三星良樹さんは「星空スクールは元々、コロナ禍に『子どもの様子を見てほしい』という要望を受けて始まったが、現在は小学生を対象に、学校が休みになる春・夏・冬休みに開催している。いすみだけではなく、大多喜や睦沢、一宮など、さまざまな地域から参加している」と話す。
スクールでは毎回、テーマに沿ってさまざまなプロジェクトに取り組む。今回は、納涼祭に来場した人が楽しめるアイテムやゲームを作った。「看板や装飾のほか、2日間かけて磁石を使ったゲームなども作った。科学を学ぶ機会にもなれば」と三星さん。
会場には、今年新しく作ったゲームのほか、過去のスクールで作ったゲームも並べた。全部で5つ用意したゲーム全てをクリアすると、いすみ鉄道のグッズを進呈。何度もゲームに挑戦する子どもの姿も見られた。
おにぎり店「おにぎり工房かっつあん」、インドカレー「yogi(ヨギ)」の出張販売のほか、フリーマーケットや古本市も開催。大原高校の生徒や大学生も手伝い、子どもたちと交流した。
参加した小学生の母親は「昨年、お面やゲームを作って楽しかったと言っていたので、今年も参加した。納涼祭は、子どもたちにとって発表会のようなものなのでは」と話していた。
三星さんは「外房にはいろいろな面白い人がいる。今後も『ナカガワ納涼祭』を通して、小学生が学校の外に出て、地域の人と出会うきっかけを作っていけたら」と意気込む。