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大多喜で恒例の「お城まつり」 武者行列や子ども合戦ゲームも

当日は、本多忠勝に扮(ふん)した渡辺正行さんが馬に乗って移動する(写真提供=大多喜お城まつり実行委員会)

当日は、本多忠勝に扮(ふん)した渡辺正行さんが馬に乗って移動する(写真提供=大多喜お城まつり実行委員会)

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 大多喜城の初代城主・本多忠勝に扮(ふん)した武者行列が練り歩く「第50回 大多喜お城まつり」が10月12日・13日、大多喜町で開催される。

メイン会場では、よさこいや太鼓が披露される(写真提供=大多喜お城まつり実行委員会)

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 同祭は、大多喜城の跡地が1966(昭和41)年に千葉県史跡「上総大多喜城本丸跡」として指定され、1975(昭和50)年に千葉県立中央博物館大多喜城分館として現在の大多喜城が建設されたのを記念して始まり、今回で50回目。

 12日の前夜祭では、大多喜駅近く「城下町通り」で、地元で活動するダンスチームが踊りを披露するほか大正琴の演奏を披露。16時~21時は歩行者天国になるため、文化財でもある古い建物が並ぶ通りをゆっくりと散策できる。

 13日は、B&G海洋センター野球場に飲食店などが並ぶほか、手裏剣投げや甲冑(かっちゅう)着付け体験もできるブースも設置。13時には大多喜城を武者行列が出発し、野球場までの約1キロを甲冑を身に着けた140人が進む。地元小学5・6年生による「少年少女武者」や厚紙を使用してオリジナルの甲冑を作る「大多喜城手づくり甲冑隊」のほか、自身の甲冑を持ち込み参加する人もいる。本多忠勝役を渡辺正行さん、軍奉行役を松村邦洋さんが担い、行列を率いる。

 大多喜町商工観光課観光係加藤奈緒樹さんは「武者行列のルートは、大多喜駅から徒歩15分ほどの大多喜城の麓にある『メキシコ通り』周辺。歩道もあるので、じっくりと観覧できる。野球場入り口前の坂では、ゆっくりと進みメイン会場に入場する。行列到着後、メインステージでの『がいせん式』『子ども合戦ゲーム』も例年盛り上がる」と話す。

 昨年は臨時駐車場を含め約1000台用意した駐車場が満車になった。加藤さんは「家族で訪れる人も多く、地域の子どもたちも楽しみにしている。町を挙げての祭りを楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。

 開催時間は、前夜祭(12日)=17時~20時、本祭(13日)=10時~16時。

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