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「いすみ環境と文化のさとセンター」で文化祭 「ちば犬」も盛り上げに一役

入口で来場者を迎える「ちば犬」

入口で来場者を迎える「ちば犬」

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 千葉県いすみ環境と文化のさとセンター(いすみ市万木)で11月17日~24日、「さとの文化祭」が開催された。

近隣小学校の児童の作品が展示された

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 豊かな自然の中で生き物との触れ合いを楽しめる同施設。地域が育んできた文化、自然の大切さを学ぶための施設で、図書館兼レクチャールーム、工作室、和室などを備える。展示フロアには、天然記念物「ミヤコタナゴ」をはじめ、いすみ地域の固有種で環境省レッドリスト絶滅危惧1B類に指定された「イスミスズカケ」など地元に生息する生き物の飼育展示も行っている。

 毎月季節に合わせた行事を開催。草木染体験、竹かご作りのほか、田植え、稲刈りは人気があり県外からの参加者も多いという。12月に開催する餅つきは、募集開始の翌日に定員になり受付を終了した。敷地内にはデイキャンプ場を併設し、自然に囲まれた環境でバーベキューも楽しめる。

 「さとの文化祭」は毎年11月に開催している恒例行事。夷隅郡市内の小学生の絵画・工作のほか、市民団体の作品を展示する。今年は初日に200人ほどが訪れた。23日には「ちば環境再生基金」のマスコットキャラクター「ちば犬」が駆けつけ募金活動と共に会場を盛り上げた。自分の作品を見に来た小学生や家族の姿も見られた。

 同施設所長は「毎年、文化祭をきっかけに多くの人が訪れるが、施設の周りにはさとの自然が残っており、いつでも多様な自然に触れることができる。職員がガイドし、自然体験や自然環境の解説、生き物観察なども実施している。学校や団体の受け入れも積極的に行っているので、自然と親しむきっかけに利用してもらえたら」と、話す。

 開館時間は9時~16時30分。月曜、12月28日~1月4日休館。

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