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御宿で「節分の日豆まき訪問」 子ども鬼が高齢者世帯と交流

昨年も訪れた家に1年ぶりに訪問。今年は「子ども鬼」が増えた

昨年も訪れた家に1年ぶりに訪問。今年は「子ども鬼」が増えた

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 御宿町の子育て世代を中心としたボランティアグループ「かぐやdeアミーゴ」が2月1日・2日の2日間、「節分の日 豆まき訪問」を行った。

地域のコミュニティースペースでは「オニのパンツ」の音楽に合わせてダンスを披露した

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 御宿町社会福祉協議会の地域交流事業の一環。2022年に初めて行い、今年で3回目。昨年初めて子どもが高齢者世帯を訪問したが好評だったため、今年は鬼に扮(ふん)したい子どもを町内のこども園で呼びかけ募集した。当日は昨年の倍となる14人が参加し、用意したトラ柄の衣装に角の付いたかつらをかぶり鬼に扮した。「鬼が来たぞ」と声を出し訪問すると、出迎えた高齢者は豆の代わりに菓子を投げ、うれしそうに子どもたちと交流した。一人暮らしの80代女性は「昨年に比べ子ども鬼が増えていた。とてもかわいい」と笑顔を見せた。

 特別養護老人ホームや地域の高齢者が集まるコミュニティースペースでは「鬼のパンツ」の音楽に合わせてダンスを披露。歩いて移動していると、声をかける人の姿も見られた。通りすがりの女性は「普段、町なかで子どもたちを見る機会がほとんどないので、にぎやかでいい」と話していた。

 同協議会事務局長の貝塚克之さんは「今回訪問した高齢者世帯の中には、普段子どもたちと接する機会が少ない人も多い。今回、たくさんの子どもたちが訪問し、とてもうれしかったのでは。普段から交流のある高齢者も多いが、初めて見る表情をしていた人もいた」と驚く。

 子どもたちは訪れる先で菓子をもらい、袋いっぱいに抱えていた。参加した男児は「参加して良かった。また来年もやりたい」と話していた。

 2日は、大人が鬼に扮して子どもがいる世帯を訪問。訪問世帯は18軒で、昨年より増えた。「かぐやdeアミーゴ」の関宏美さんは「今年で3年目になるが、年々申し込みが増えている。子どもだけではなく、大人のボランティア参加者も増え、どんどん『御宿の節分』が盛り上がっていけば」と期待を込める。

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