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勝浦のセレクトショップ「EDOYA」が1周年 商店街の店舗引き継ぎ活用

元々は煎餅を販売したりギャラリーとして活用していたりした店舗。外装はそのまま活用した

元々は煎餅を販売したりギャラリーとして活用していたりした店舗。外装はそのまま活用した

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 勝浦商店街にあるコーヒー焙煎(ばいせん)所兼セレクトショップ「EDOYA(エドヤ)」(勝浦市勝浦)が2月22日で1周年を迎える。

店内には椅子も用意。姉妹店「スパイス・コーヒーハウス」で購入したコーヒーを持ち込みくつろげる

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 店主は「勝浦朝市」でコーヒーを販売している「SPAiCE COFFEE(スパイス・コーヒー)」の紺野雄平さん。「EDOYA」は、元の店舗をなるべくそのまま活用し、焙煎所兼セレクトショップとして、加工品や雑貨などを販売している。

 物件との縁は、紺野さんと仲間が2022年12月、物件のそばに「SPAiCE COFFEE HOUSE(スパイス・コーヒーハウス)」をオープンしたこと。「以前から親交のあった物件オーナーが『商店街の中にある店のシャッターを開け続けたい』と、煎餅の販売やギャラリー運営を続けていた。高齢で続けていくのが難しくなっていく様子を見て、誰か活用してくれる人がいないか探したが見つからなかった。それであれば自分たちで何かできないかと考えた」と紺野さんは振り返る。ちょうど、新しい焙煎機を購入する予定があったため、それならば焙煎機を置く場所として、店舗を借りることを決めたという。

 現在、コーヒー豆、落花生、手作り塩やピーナツバターのほか、本、アクセサリーなど約80アイテムを並べる。「焙煎所として活用することは決めていたが、どのような店にするかははっきりと決めていなかった。ただ、当初からここが『種を作る場所』でありたいと思っていた。ここで見つけたものを持って帰ってもらい、そこで感じた感性をその人のペースで育てていってほしい。そんなきっかけの場所になれたらと思い、商品を選んでいる」と紺野さん。

 店内には、大きなテーブルや椅子もあり、ワークショップなどのイベントも開いている。「東京と勝浦を行き来している人が、ポップアップとして期間限定で古着を販売したこともある。企画がきっかけで、近くの空き店舗を借りて店を始めることになり驚いた」とも。

 「目の前の通りは、毎月15日~月末は朝市会場になり多くの人が行き交う。地域の人にとって、より身近な場所になっていけたら。自分の感性を大切にして、自信を持って薦められる『いいもの』を届けていきたい」と意気込む。

 営業時間は8時~16時。火曜・水曜・木曜定休

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