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「かつうらビッグひな祭り」 500本の竹回廊でお出迎え、竹灯籠も

かぐやの宵実行委員長の磯野さん。仲間と共に500本の竹を切り出し、回廊を作った

かぐやの宵実行委員長の磯野さん。仲間と共に500本の竹を切り出し、回廊を作った

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 勝浦市内のさまざまな場所にひな人形を展示する「かつうらビッグひな祭り」が2月22日に始まった。

会場2階には竹灯籠も展示する

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 展示会場の一つ、勝浦市芸術文化交流センターキュステ(勝浦市沢倉)では、日本最大級の享保風ひなを展示するほか、6年ぶりに大ホール特設ひな壇に約5000体のひな人形を飾る。会場入り口には、竹の回廊が設置され来場者を迎える。竹回廊の装飾を手がけたのは「勝浦竹灯籠まつり里あかりかぐやの宵実行委員会」。

 実行委員長の磯野典正さんは「山から500本の竹を切り出し、15~20人のメンバーと共に準備を進めた」と振り返る。同実行員会は2年前に発足。磯野さんは「15年ほど前から地元の有志が竹を活用した灯籠を作っていた。この地域は『かつうらビッグひな祭り』期間中、夜に開催するイベントが少なかったため、竹灯籠を並べることで楽しめる場所ができていた。コロナ禍をきっかけになくなってしまったが、自分たちが引き継げたらと考えた。現在は遠見崎神社などに竹灯籠を並べ、観光で訪れた人にも楽しんでもらえるイベントも開催している」と話す。

 今年、6年ぶりに同会場での展示が復活することになり、相談を受け、竹を活用した展示を行うことになったという。切り出した竹の高さをそろえ、一部の節をくりぬき、ひな人形を置く工夫も施した。会場では、ひな人形と共に竹回廊の写真を撮る人の姿も多く見られる。会場2階には過去イベントで制作した竹灯籠も展示する。

 「この地域では竹害が年々ひどくなっている。このような形で竹を活用することで環境整備にもつながっているのでは。今後もさまざまな形で活用ができないか検討もしている」とも。同会場で使った竹は11月22日、・23日に開催する「かぐやの宵」で灯籠として加工し再活用するという。

 磯野さんは「準備は大変だったが切り出した竹は今回限りではなく、次に向けて活用ができる。まずは、ひな人形の展示とともに楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける

 開館時間は9時~19時。入館料500円。勝浦駅まで電車利用の場合、土曜・日曜・祝日に限り入館無料。

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