
地元の杉の木を使いDIYで作り上げたフィンランド式サウナが楽しめる「sauna en(サウナエン)」(大多喜町中野)が4月29日で3周年を迎えた。
夜は昼間とは違った雰囲気になる(写真提供=sauna en)
樹木伐採事業を手がけるる「team en」が経営する同施設。大多喜町地域おこし協力隊員として活動していた渡邉健士郎さんと幼なじみの前田孟哉さんが、本場フィンランドのサウナに感動した共通の経験から着想し、立ち上げた。
同施設は、同町の杉の木を使って設計から建築まで全てをDIYで作り上げたフィンランド式サウナ。すぐ裏を流れる天然の川は水風呂として利用できる。小さなサウナ小屋とウッドデッキのみからスタートしたが、その後、「ととのいスペース」を増築し、着替え用のコテージも備えた。施設は「しげキャン」キャンプ場内にあるが、キャンプ場利用客だけではなくサウナのみの利用もできる。
3周年を記念して、29日には加藤さんが「グループウィスキング」で利用者をもてなした。ウィスキングとは、白樺などの枝葉を束ねたビヒタを使って、サウナ室内で体をたたいたり押し当てたりすることで美容やリラックス効果を得られる施術のこと。加藤さんはウィスキングマイスター資格取得に向けて日々奮闘中だという。
渡邉さんは「ウィスキングは今回初めての試み。普段のサウナとはまた違った体験になり確かな手応えを感じた。今後、イベントなどで展開していけたら。オープン時からより快適に過ごせる施設を増やしてきた。これからも日々改良を続けていきたい」と意気込む。
営業時間は9時~19時で、2時間貸し切り制。料金は1枠2人までで1万円~。営業日は金曜~日曜と祝日、隔週月曜・水曜。