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いすみ「岬町少年剣友会」が剣道体験会 50年超の歴史つなぎ魅力伝える

小学2年生から70代までのメンバーが共に練習に励んでいる

小学2年生から70代までのメンバーが共に練習に励んでいる

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 50年以上にわたり剣道教室を開いている「岬町少年剣友会」が6月21日、いすみ市B&G海洋センター(いすみ市岬町和泉)で剣道体験会を開く。

練習の始まりは皆で一緒に素振りを行うところから

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 同会は1973(昭和48)年、「岬町少年剣道教室」として3人の師範と4人の小学生でスタート。1984(昭和59)年に同会を設立し、2023年に50周年を迎えた。現在、小学生22人、中高生15人、指導者8人が在籍してる。

 同会への入会をきっかけに剣道を始め、現在子どもたちを指導する海老根良啓さんは「剣道は世代関係なく一緒に練習ができる。試合でも体重別など階級がないため、体格に関係なく力をつけることができる。小学生と高齢者が竹刀を交えて稽古することもよくある。一生続けられるスポーツなのでは」と話す。

 現在、練習は水曜・土曜の週2回。毎回20人~30人が参加し、全体で準備体操や素振り、足さばきなどの基本の動きを行った後、熟練度に応じて3つのグループに分かれて練習する。剣道歴50年で6段の海老根さんのほか、剣道歴35年で同じく6段の高地優二さんらが指導に当たる。

 「昨年の体験会をきっかけに剣道を始めた人もいる。子どもの入会をきっかけに剣道を始めた親や、親子3世代で通った人もいる。子どもの頃に通い、進学などで地域を離れたが戻ってきたのを機に指導者として子どもたちに教えている人もいる。さまざまな人が集まり、剣道を楽しみながら日々練習している」と海老根さん。

 年に一度開いてる体験会では実際に剣道を体験できるほか、練習の見学や会員と交流ができる。参加者には抽選で竹刀を進呈する。高地さんは「全くの未経験でも、竹刀の持ち方から丁寧に教えている。まずは気軽に剣道に触れる機会になれば」と参加を呼びかける。

 体験会の開催時間は、18時30分~。対象は保育園年中~小学6年生。参加無料。

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