
いすみの児童養護施設「子山ホーム」(いすみ市深堀)が10月12日、バザーを開催する。
さまざまな事情により家庭で育つことができない千葉県内の子どもたちが、保育士を中心に一つの家庭のように生活している同施設。
「子どもたちの自立支援に活用できる資金が少しでもつくれたら」との思いから、 毎年秋、寄贈された日用品を販売するバザーを開催している。
職員の齋藤さんは「今年は、施設に入園している中高生を中心にかき氷や綿あめなどの屋台の準備を進めている。小学生を中心に子どもが楽しめる縁日や射的も用意している。店番も皆で担当して行う予定。子どもたちのおもてなしに触れてもらえたら」と話す。
バザーでは、タオルなどの日用品のほか食器やおもちゃなどを販売。未使用品に限り寄贈を受け付けた。「現在入園している子どもは高校卒業と同時に施設を卒業し、自身での暮らしを始めなければならない。新生活を始めるに当たり、さまざまな費用がかかる。バザーの売り上げは卒園する子どもたちの支援に活用する」と齋藤さん。
「毎年、近所の人や保育園関係者、小学生たちでにぎわう。ぜひ遊びに来てもらえたら」と来場を呼びかける。