「夷隅花火大会~空でつなぐ光の輪~」が11月2日、月の沙漠記念館(御宿町六軒町)で開催される。主催は勝浦いすみ青年会議所。
夷隅郡市に在住・勤務する20~40歳のメンバーで地域活性事業や青少年育成事業など地域に根ざした活動に取り組む同会議所。1965(昭和40)年、勝浦青年会議所が発足、2005(平成17)年、いすみ市の誕生と共に現在の名称に変更し、今年で60周年を迎えた。
今回、60周年を記念して花火大会を企画。担当の鈴木健史さんは「地域の花火大会が少なくなっている昨今、あえて寒い時期に花火大会を開催できないかと考えた。約8カ月かけて準備を進めてきた」と振り返る。
当日は、大多喜町商工会青年部が射的体験、御宿町商工会青年部がキョン肉を使ったギョーザを販売するほか、地域団体などさまざまな店が飲食や雑貨などを販売する。
同会議所副理事長の森川宏明さんは「地元の子どもたちが楽しめる花火大会にできたらと考え、当日は手持ち花火も用意する。小さい花火を楽しみ、大きな花火も楽しんでもらえたら」と呼びかける。
同会議所のメンバーは現在21人。会社員、公務員、自営業などさまざま。土井翔理事長は「普段から地域とのつながりも強い。地域にOBも多く、御宿観光協会はじめ今回多くの人に協力いただき、実現することができた」と話す。
鈴木さんは「自分たちもそうだったが、子どもの頃の楽しかった思い出が将来地元に戻ってくるきっかけになっている。花火大会を通して、地域の魅力を知り、地元の思い出の一つとして記憶に残るものになれば」と来場を呼びかける。
開催時間は15時~18時30分。花火の打ち上げは18時ごろを予定。