いすみ鉄道の車両を活用した「車両の中で!?イラスト体験&年賀はがき展示・プレゼント」が12月13日・14日の2日間、いすみ鉄道大多喜駅で開催された。
車両内で年賀状展示を楽しむ様子。種類が多く、選ぶのに悩む人の姿も見られた
同鉄道と専門学校「 千葉デザイナー学院」(千葉市)が企画。いすみ鉄道大多喜駅のホームに据え置かれた車両に学生がデザインしたオリジナル年賀状160作品を展示。来場者に1人5枚まで無料配布した。
イラスト体験では、いすみ鉄道沿線自治体のゆるキャラ「いすみん」や「おたっきー」を題材にした塗り絵を用意。授業で使っているPCとソフト、ペンタブレットを持ち込み、参加者はデジタルペイントを楽しんだ。出来上がった作品は缶バッジにプリントして進呈した。
大多喜駅が最寄り駅の大多喜高校の生徒らも参加し、「普段学校ではなかなか触れない
機材がそろっていて、楽しかった。鉄道の運行が1年以上にわたり運休中なので、久々に車両に入れてうれしかった」と話していた。駅入り口では、いすみ鉄道のグッズも販売した。
千葉デザイナー学院職員の伊是名隼人さんは「同じ千葉県に拠点を置く仲間として、脱線復旧中のいすみ鉄道を何とか応援したいという思いでコラボレーションした。今回のイベント開催を皮切りに、今後も継続的にデザインの力で同様のイベントなどを開き、貢献できたら」と意気込む。