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いすみ鉄道で「ランチクルーズ」 夏の田園風景を楽しんで

いすみ鉄道の車窓から田園風景が楽しめる(写真提供=いすみ鉄道)

いすみ鉄道の車窓から田園風景が楽しめる(写真提供=いすみ鉄道)

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 四季折々の田園風景を楽しみながら地元食材を味わうことができる「ゆるり奥房総の旅」が7月7日から、いすみ鉄道で開催される。

沿線地域では、8月中旬から9月ごろに稲刈り時期を迎える(写真提供=いすみ鉄道)

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 同鉄道では車内で本格的な食事が楽しめるレストラン列車「レストラン・キハ」を、2013(平成25年)年から運行。「キハ28」車両の引退に伴い、2022年9月に惜しまれつつ終了したが、その後、新しい形で企画ができないか検討を進めてきた。昨年10月に「ランチクルーズ」の開催を予定するも、記録的な大雨の影響により、一部区間で列車が運行ができなくなるなどの被害があり、実現しなかった。

 線路も復旧し準備が整った3月に、ようやく開催したところ、定員いっぱいの申し込みがあり、多くの人が菜の花や桜が咲く沿線景色を楽しんだという。

 ツアーは、11時34分に大原駅を出発し、終点の上総中野駅を折り返し、大多喜駅に到着するおよそ100分。地元の旬の食材を使った弁当が車内で味わえる。「一日フリー乗車券」を提供するため、ツアー終了後も引き続き、自由にいすみ鉄道に乗車ができる。

 いすみ鉄道の吉田貴文さんは「いすみ鉄道の沿線には日本の原風景が広がっている。今の季節は、特に田園風景が美しい。田んぼの緑と青空のコントラスト、ちょうど稲穂が実る季節なので緑から金色に移り変わっていく景色も楽しめるのでは」と話す。

 料金は大人9,800円(子ども同額)。一日フリー乗車賃、食事代、オリジナルグッズの土産代が含まれる。

 吉田さんは「幅広い世代の人に楽しんでもらってる。子どもと一緒に参加する家族もいるので、夏の思い出作りに足を運んでもらえたら」と参加を呼びかける。

 開催時間は11時10分~13時10分。開催日は、7月7日・21日、8月4日・18日、9月8日・22日。事前予約制。申し込み締め切りは開催日の5日前。定員になり次第、予約終了。

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