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鴨川に「里のMUJI みんなみの里」 地元食材を使ったカフェも

地元野菜の直売スペース

地元野菜の直売スペース

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 鴨川市総合交流ターミナル「里のMUJI みんなみの里」(鴨川市宮山)が4月27日、グランドオープンした。

「Cafe & Meal MUJI」で提供する料理

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 新たに指定管理者となった良品計画(東京都豊島区)は、生産から加工、食の提供までの一貫した体験交流活動の拠点施設として、総合交流ターミナルの機能強化を図るため施設整備を行った。落ち着いた空間にするため「農家の家」をテーマとした内装に仕上げたという。

 同社のレストラン事業「Cafe & Meal MUJI」は初のロードサイド型店舗として出店。地域の食材や食文化、郷土料理の紹介・提供として、地元野菜や果物、海産物など、同市の里山里海の幸を生かすメニューを展開する。

 メニューは、「ジビエカレー」「房総なるかポーク丼」(以上900円)、「冷静わかめ麺 旬の野菜添え」(800円)、「本和香糖の焼きプリン」「鴨川野菜ジュース」(以上400円)などを用意する。

 農産物・物産品販売スペースでは、季節の野菜や果物、生花など地域の農産物を直売するほか、房総の土産品や工芸品なども販売する。

 生活雑貨店「無印良品」の店舗面積は約160平方メートル。衣料品、雑貨、日用品、食品などを扱うほか、ギフトやまとめ買いにも対応する。

 新設の「開発工房」は、長狭米やかんきつ類などの農産物の6次産業化に向けた開発施設。同社社員や地元農家らが協力し、加工品開発やブランド化に取り組む。

 敷地内ではイベントやワークショップを開催するほか、同市や周辺地域の人が出店できる、開かれた販売の場として「小商い」スペースも設ける。

 同社の金井政明会長は「無印良品は消費社会へのアンチテーゼから始まった。誰が作ったかも分からない、誰が食べるかも分からないこの社会を変える役に立ちたいと思っている。農家がもうかる社会をつくる支援ができたらうれしい」と話す。「『お疲れさま』『おいしいね』などの声が響き渡る場所にしていきたい」とも。

 営業時間は9時~18時。

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