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勝浦いすみ青年会議所、いすみ市社協と災害時相互協力協定結ぶ

集合写真

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 勝浦いすみ青年会議所(勝浦市墨名)が6月8日、岬ふれあい会館(いすみ市岬町)で6月例会「地域を守るのは俺たちだ!」を開いた。

いすみ市社会福祉協議会会長と勝浦いすみ青年会議所理事長

 夷隅郡市に在住または勤務する20~40歳で構成される「明るい豊かな社会」づくりを目指す同団体。1965(昭和40)年の設立以来52年、地域活性事業や青少年育成事業など地域に根差した活動を行っている。現在の会員は32人。

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 第1部は、原町青年会議所2011年度理事長の田中章広さんがゲストとして登場し、東日本大震災で受けた福島県南相馬市の津波被害や福島第1原子力発電所の事故、復興に向けた取り組みなどについて語り、参加した同団体の28人は、うなずいたりメモを取ったりしていた。

 「当時私の息子は生まれて3カ月だった。原発事故直後、住んでいた地域の放射線量が非常に高くなり、家族で妻の実家がある仙台に一時避難したが、街にはまだ人が残っており、大変なときに自分だけ逃げているわけにはいかないと『個人』と『青年会議所メンバーとしての立場』との葛藤があった」と田中さん。「震災から、『個』の力だけでは困難であり、青年会議所外にもネットワーク構築が必要であること、いかに平時から有事を想定するかということを学んだ」とも。

 第2部では、「災害時、どのようにメンバーの安否確認を行うのか」をテーマに参加者間でグループディスカッションが行われた。

 参加者からは「電話が使えない場合はSNSを使う。アナログに災害用掲示板を使うことも有効では」「事前に地域ごとに集合場所を決めておく必要がある」などの意見が聞かれた。

 第3部では、同団体といすみ市社会福祉協議会との「災害時相互協力協定」の締結式を行った。同協定は、いすみ市内で災害が発生し、被災者及び被災地支援が必要な場合において、被災地の状況とニーズを迅速かつ的確に把握し、効率的・効果的な支援活動を行い、被災者の生活安定や被災地の一日も早い復旧・復興に寄与することを目的としている。

 同会の市原一彦会長は「被災者の生活安定や被災地の一日も早い復旧・復興に寄与するためには相互協力が必要。両社が一体となって充実したものとなるように期待する」と話す。