アキバ・スクエア(東京都千代田区)で8月25日に開催される「第4回 全国ふるさと甲子園」に、外房・勝浦市が出場する。
当日は全国各地から集まった55団体が、自慢のロケ地とご当地グルメなどを通してふるさとをアピール。一般来場者と審査員の投票で「行きたくなったふるさとNo.1」を決める。千葉県からは勝浦市、いすみ市、柏市、茂原市が出場する。
勝浦市は昨年、遠見岬(とみさき)神社で勝運祈願してもらった米「勝運米(かつんまい)」と、縁起が良いとされている同市で水揚げされた初カツオを合わせた料理「冷やし勝運(かつん)カツ茶漬け」、映画「海賊とよばれた男」をアピールし、準グランプリに輝いた。
同市は今回、元気・威勢のよさといった「勝浦らしさ」と上りガツオの水揚げ日本一の実績を持つ縁起の良さから「運気上昇」をテーマに「冷やし勝運(かつん)カツ茶漬け」と9月に公開予定の映画「きらきら眼鏡」をPRするほか、「勝運米(かつんまい)」の新米、勝浦産のかつお節「勝ぶし」、勝浦タンタンメンなども用意する。
「きらきら眼鏡」は、同市と船橋市を中心に撮影が行われた。監督が千葉県中の海を見て回ったところ、同市の海が「美しすぎた」ことなどを理由に同市での撮影が決まったという。主演の金井浩人さんは撮影前に同市のダイニングバー「RAGTIME」で1週間ほど住み込みでアルバイトをしたという。
勝浦ロケーションサービスの高梨清香さんは「ロケ中、新勝浦市漁業協同組合の方々がキンメ汁の差し入れをしたこともあった。勝運カツ茶漬けも好評だった」と振り返る。「未公開の作品でふるさと甲子園に出場するのは勝浦くらいだと思う。当日は船橋市も応援に来てくれる」とも。
高梨さんは「『勝浦らしさ』を楽しんでほしい。その上で勝浦っていいなと思ってもらえれば。昨年は準グランプリだった。今年は勝浦らしさを出して、お祭りを楽しむ気持ちで元気で威勢のいい『縁起のいいまち勝浦』をアピールしたい」と話す。地元の人に向けて「勝浦はロケに対する協力体制が整っているし、市民との信頼関係もできている。みんなの支えのおかげでできていること。ふるさと甲子園で結果を残せるように頑張りたい」と意気込む。
開催時間は、1部=10時~14時、2部=15時~19時。入場料は4,000円(入場券1,000円+グルメチケット3,000円分)ほか。「きらきら眼鏡」は今秋、勝浦市芸術文化交流センター「キュステ」で公開予定。