いすみ市・小澤地区で9月22日、諏訪神社のみこしが修繕されてから初の「村廻り(むらまわり)」が行われた。
同神社では9月16日、48年ぶりに大修繕を行ったみこしが修理を依頼していた工務店から受け渡された。大修繕したみこしを地域の人に見せるため、地区内を練り歩く「村廻り」が22日に行われた。
通常は毎年9月23日と24日に開催されている「大原はだか祭り」の2日目に「村廻り」を行うが、今年はお披露目を兼ねて22日に行った。当日は、白い衣装を身にまとった氏子ら約170人が集まった。普段は市外に出ている人もこの日と祭りに参加するため帰ってきたという。修繕されたみこしを見た地域住民は笑顔を見せていた。
23日と24日に開催された大原はだか祭りでは、きれいになったみこしを大切に担ぐ様子が見られた。
小澤地区の祭りの会「若諏訪(わかすわ)会」の石井学代表は「みんな気合が入っていていい顔している。諏訪神社のみこしが大原で一番と若諏訪会のみんなはそう思っている。大原のみんなにきれいなみこしをみてもらいたい気持ち。若者も大勢そろい、きれいなみこしを担げてよかった」と話す。
若諏訪会は、同地区の若い人たちの祭りの会で、20歳~40代の約45人が所属している。
同地区祭典長の三神一彦さんは「直したみこしを前に老若男女が楽しくやっていて本当によかった。この祭りのために1年仕事をしている。みんなもそうだと思う」と笑顔を見せていた。