首都圏から地方へ移住者を増やすことを目的に創設された地方創生起業支援事業対象地域の御宿町で7月23日から、「オモイをカタチに」と題した起業を支援する連続講座が御宿イノベーションビレッジ(御宿町高山田)で開かれる。
御宿町を拠点に全国に事業を展開するオール・ニッポン・レノベーションが主催。講師にはIID世田谷ものづくり学校校長を務め、世田谷区産業振興公社内に起業・創業支援施設「せたがやかやっく」を創設した松村拓也さん、国際NGOオックスファムで、青少年およびムーブメントづくりに従事してきた鈴木洋一さん、NHK日曜討論に若者で初めて出演するなど広報やロビイング活動を行ってきた富樫泰良さんの3人が講師を務め、経営に必要な基礎知識から応用、チームビルディング研修、広報研修までを行う。
富樫泰良さんは「起業についてのセミナーは多いが、外注せずに自分たちでできることを教え、一緒に事業計画を立てていく寄り添い型の講座は少ない。今回は、講師が寄り添い講座終了のときには起業準備が万端になっているように設計した。時代も変わりどこにいても仕事ができる時代、地方で開催することで、環境がよくつながりにより支えられる地方で起業することのメリットも知ってほしい」と開催の趣旨を説明する。
8月4日までの全10回。参加費は各回=1万5,000円、全講座=15万円(テキスト・研修・コンサル費・来年3月までのシェアオフィス利用料込み)。定員は各回6人。「オール・ニッポン・レノベーション」ホームページで参加予約を受け付ける。