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いすみで「大原古本市」 寄贈本をいすみ鉄道と地域のために活用

会場には、絵本、文庫、雑誌などさまざまなジャンルの本が並ぶ(写真提供=い鉄ブックス運営事務局)

会場には、絵本、文庫、雑誌などさまざまなジャンルの本が並ぶ(写真提供=い鉄ブックス運営事務局)

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「大原古本市」が2月10日、レンタルスペース「NARUSE(ナルセ)」(いすみ市大原)で開催される。い鉄ブックスが企画する。

会場外にはコーヒー店などが出店。ゆっくりと過ごす人も多い(写真提供=い鉄ブックス運営事務局)

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 い鉄ブックスは、いすみ鉄道とネット古書事業を展開するエコカレッジ、いすみ市内で民間図書館を経営するスターレットの3社共同事業として2020年に発足した。

 不要になった本を集め、さまざまな形でいすみ鉄道と地域のために活用している。寄贈本は、古本市やネットを介して販売するほか、市内の「星空の小さな図書館」でも活用する。

 2022年10月に始まった同イベント。以来、ほぼ毎月開催し、絵本や文庫、雑誌など幅広いジャンルの本が並ぶ。「毎月違う本が並ぶので楽しみに通ってくれる人もいる」と、い鉄ブックスの三星良樹さんは話す。「市内には公立図書館がなく、本屋も少ないため、本に触れる機会が増え、読書文化が広がれば」とも。

 本を寄贈してくれた人へは、返礼品としていすみ鉄道のグッズを進呈。本の量や価値によっては、一日乗車券を進呈することもある。

「一日乗車券をもらったので、いすみ鉄道に乗りに来たついでに古本市に立ち寄ったという人もいる。本を介して地域を巡るきっかけになれば。読まなくなった本があればぜひ、活用させてほしい」と呼びかける。

 当日は、自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「稲荷山珈琲(コーヒ-)店」が出店するほか、本の寄贈も受け付ける。

開催時間は10時~15時。小雨開催、荒天中止。

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