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勝浦「スパイスコーヒーハウス」、卒業生の店主が国際武道大新入生応援企画

勝浦中央通りにある「スパイスコーヒーハウス」は勝浦朝市の会場からも近く、多くの人が立ち寄る

勝浦中央通りにある「スパイスコーヒーハウス」は勝浦朝市の会場からも近く、多くの人が立ち寄る

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 勝浦市内唯一の大学「国際武道大学」(勝浦市新官)の新入生の新生活を応援する企画を4月6日、「SPAiCE COFFEE HOUSE(スパイスコーヒーハウス)」(勝浦市勝浦)が始めた。

自転車屋台でコーヒーをいれる紺野さん。勝浦朝市では常連も多い(画像提供=スパイス・コーヒー)

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 同大には、毎年500人ほどが入学。全国から集まる学生が4月に新生活を始める。
 店主の紺野雄平さんは同大の卒業生。2011(平成23)年、大学入学のために福島県から移り住んだ。「大学に入学した時は不安とワクワクする気持ちが混じった、何とも言えない気持ちだった。新しい人、新しい街、初めての一人暮らし。自分と同じような思いを持った新入生に何かできたら」との思いから、今回の企画を考えたという。

 紺野さんは大学卒業後、自転車コーヒー屋台「SPAiCE COFFEE(スパイスコーヒー)」を立ち上げ、「勝浦朝市」でコーヒーの販売を始めた。

 コーヒーをきっかけに多くの人と出会い、交流が生まれ、2022年12月に同店をオープン。現在、紺野さん含め7人で運営している。

 メンバーは20~30代で、移住者のほか東京と2拠点生活している人やUターンで戻ってきた地元の若者もいる。皆、関わるようになったきっかけは、勝浦朝市で紺野さんが提供したコーヒーからだったという。

  新生活応援企画として、新入生には同店でドリンクを注文し、インスタグラムをフォロー後、投稿画面を提示すると、コーヒーのドリップパックを進呈する。 紺野さんが10年間毎日出店し続けている勝浦朝市の屋台でも同様の企画を行う。

 「先輩に連れられて初めてコーヒーを味わうという風景があってもいい。街を知るきっかけや、新生活の記憶に残る出来事に貢献できたら」と紺野さん。

 「歴史ある勝浦朝市だが、10年の間に随分と変わった。今まで出店していた人が高齢のため出店をやめる一方で、新しい出店者も増えた。土日になると若いカップルやファミリーの姿も多い。今も昔も変わらず『勝浦らしさ』に触れることができる場なのでは」と話す。

 営業時間は8時~20時。勝浦朝市の出店は6時30分ごろ~11時ごろ。天候によって変更あり。応援企画は今月21日まで。

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